北海道大学のアリの研究結果が発表されました。
http://www.hokudai.ac.jp/news/160217_agr_pr.pdf

働き者で知られるアリですが、その集団の2割は働かずに怠けていることが以前の研究結果にあるそうですが、今回の研究からわかったことはその2割の怠けているアリが、働きアリ集団の一大事には働きだすというもの。
アリたちは怠けているのではなく、皆が同じ仕事に終始してしまうと集団の存続が危ぶまれる。そのためいざというときに備えて力を温存している、ということなのでしょうか。。

企業組織においては生産性・効率化のために、個人の考え方や仕事のやり方、結果を出すまでのスピードなどを統一化しようとする傾向にありますが、その決まった手順に従えない人たちがいると、ときには彼らを「落ちこぼれ」などと言ったりしています。せっせと働く社員を横目に、怠けている(?)社員がいたら、それは組織活動のいざというときに威力を発揮してくれる大事な助っ人なのかも。

ビジネスには山あり、谷あり。どのような状況でも生き抜くための教訓にしたいと思います。