昨今の企業ではコンプライアンスやリスクマネジメントなどの責務が重く、これらが企業活動をするうえで足かせとなり、働く人の「個」が軽んじられていると感じます。コストカットを極めると、景気が回復しても人材の育成は簡単には元通りにはならないのも現状のようです。

一方で働く側も会社とのつながりが希薄となり、給料をもらうだけでいい、それ以上を求めないといった無気力・無機質な状態が目立ちます。ノーといえない頑張り屋さんはオーバーヒートして限界に達して休職となったり、キャリアパスが描けず相談する人もいなくやむなく会社を去ることになったり、、、長続きしない仕事は能力開発の面で社会問題です。
活気ある、やる気に満ちた職場はどこへ行ったのか・・・

1日8時間近くを過ごす場所ですから、もっと気楽に、気持ちよく働ける環境にしたいと思いませんか?
制度を変えたり、配置換えをしたりするだけでなく、今ある職場環境を見つめなおしてできるところから改善していくことも大切です。地味ではありますが職場での影響範囲は広く、大きな抵抗もなく受け入れられるのもメリットです。小さなハッピーがあちこちで巻き起こることが期待できます。

職場環境を改善するために、コーチングを活用する。そのための気づきや提案を数回にわたってご紹介させていただきたいと思います。