2015年12月より、従業員のストレスチェックが会社に義務づけられました。

ストレスチェック制度 導入マニュアル(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei12/pdf/150709-1.pdf

これは従業員のメンタルヘルス不全を未然に防止することが目的であり、今後1年に1回の実施が求められます。いつ、どのように、誰が実施するのか、チェックする質問の内容や回収後のアクションについては手引きはありますが、その実装は各社に任されています。

大事なのは、従業員の精神的に不安定な状態を本人および周囲が早期に気づくことです。そしてストレス過多が見つかった場合は、その従業員には医師の面接指導を受けることを促します。自覚症状のない人が気づかぬうちにバランスを崩して、あるとき突然倒れる、、といったことがないように自身の状態に意識を向けることを促すのです。
このような制度の整備によって、多くの人が救われることを願います。

メンタルヘルス不全は、気が弱い人や心が弱い人だけがなるものではありません。
職場での会話は業務内容に集中しがちです。こういった機会をうまく活用して、従業員とのコミュニケーションを促し、働く人々の心と精神のバランスを安定的に保ちたいものです。